『鑑定士と顔のない依頼人』で、鮮やかなミステリーの手腕を披露した名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督待望の最新作『ある天文学者の恋文』が22日(木・祝)に公開され、好調なスタートを切った。
客層は40~50代が中心で、30代~の若い層やシニア層も稼働した。男女比は6:4と男性がやや多めで、主婦層や女性ペアでの鑑賞、夫婦で鑑賞する人も姿も多く見られた。また、メイン館のTOHOシネマズシャンテでは満席になる回もあり盛況だった。
ジュゼッペ・トルナトーレ監督の最新作は一人の天文学者が恋人に遺した “謎” をめぐる物語。主人公は、天文学者のエドと教え子で恋人のエイミー。エドには英国の名優、ジェレミー・アイアンズ。エイミーには、『007 慰めの報酬』のオルガ・キュリレンコ。エジンバラ~イタリア湖水地方の美しいサン・ジュリオ島を舞台に、エンニオ・モリコーネの心のひだに触れる優美な旋律にのせて描かれるのは、次第に明かされていくエドのメッセージの本当の目的と、エイミーの過去の秘密。
<STORY>
著名な天文学者エドと彼の教え子エイミーは、皆には秘密の恋を謳歌していた。しかし、そんなエイミーの元に突然届いたエドの訃報。現実を受け入れられないエイミーだが、彼女の元にはその後もエドからの優しさとユーモアにあふれた手紙やメールや贈り物が届き続ける。エドの遺した謎を解き明かそうと、エイミーは彼が暮らしていたエディンバラや、かつて二人で時間を過ごしたイタリア湖水地方のサン・ジュリオ島などを辿りはじめ、そこで彼女が誰にも言えずに封印していた過去を、エドが密かに調べていたことを知るが・・・。
『ある天文学者の恋文』
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:ジェレミー・アイアンズ、オルガ・キュリレンコ
配給:ギャガ 公式サイト
9月22日(木・祝)TOHOシネマズシャンテ他全国順次ロードショー